厨房をつくる

クレープキャビンの厨房をつくりました。

 

水廻りの作業ということで時間はかかりました。

厨房だけで1ヶ月半くらいかかりましたね、、。

 

長い戦いでしたが、本日、保健所の検査を終えまして、

何事もなければ一週間後くらいに営業許可が下りる予定です。

 

保健所の検査が終わってひと段落ということで、

ブログを更新しようかな、、という感じ。

今回の営業許可申請は

テイクアウトとデリバリーの営業を行うためのものです。

 

もともとコロナウィルスを意識して始めた工事ではなかったのですが、

偶然、結果としては世の中の流れに沿ってるようです、、。

 

水廻りの工事なので、

営業しながらの工事はなかなか進まないということもあって、

ちょうどここ数ヶ月はキッチンカーでの営業を自粛してたので、

工事を進めるいいチャンスではありました。

 

マメにブログを更新すれば

もっと面白いことが書けたはずなんですが、、。

マメな更新は無理でした。

 

んで結局、

数ヶ月分の作業をまとめて更新だ!

今回の申請箇所は厨房部分とテイクアウト窓口部分、

客席はないので、客用の手洗いやトイレは必要ないのですが、

従業員のトイレは必要なので、トイレも申請箇所の対象になります。

 

建物全体の中のピンクに色付けされたとこが、

申請箇所になります。

申請上、保健所との打ち合わせが必要なので、

最低限、プランが分かるようにレイアウト図を持って打ち合わせをします。

 

今回は以下の平面図のプランで問題点がないかを確認した後、

工事を進めました。

 

飲食店営業の場合、

いくつかクリアしなければならない条件があります。

 

地域によって違いがあるかもしれませんが、

地元の施設基準をまとめると以下のような感じです。

 

●営業施設は専用とし、営業に使う部分とそれ以外はドア等で完全に区画する

●水質検査に合格した水道水を使う(井戸水の場合は塩素滅菌機を設置)

●従業員用トイレを設置する場合、調理場からドア一枚へだてて便器がある構造は不可

●トイレには専用の手洗いを設ける(ロータンクの手洗いは不可)

●シンクは3槽以上、バー、スナック等は2槽以上、1層につき蛇口1栓以上

●手洗いは消毒液付き、調理場、客席、トイレに各設置(自動式をお勧め)

●冷蔵庫は業務用が望ましい(家庭用を使う場合は隔測温度計を付ける)

●天井と壁は平らで掃除しやすく明るい色にする

●調理場の床と壁の低い部分は耐水性の構造とし、排水溝または排水口を設置

●トイレと調理場の窓には網戸を取り付ける

●排水口にはネズミ対策、防虫対策をする

●換気扇はシャッター付き、防虫対策をする

●フードダクトの上部はホコリのたまらない構造にする

●食器戸棚は器具類が全部入って扉が閉まること(上部が清掃しにくい場合は天井までふさぐ)

●ゴミ容器はフタ付きを使用すること

●調理場と客席はドア、ウエスタンドアで区画(のれん、カーテン等は不可)

 

と、まあこのような感じです。

 

これらの基準に疑問を感じる方もいるかもしれませんが、

多少の疑問はあったとしても、個人的にはそれほど厳しい基準とは思いませんし、

衛生面や諸々考慮して、最低限このくらいの基準に従うのは当然と思います。

 

では、足早にこれらの基準に沿って

厨房をつくっていく様子を紹介します。

 

もともとこの建物のこの部屋は、

コンクリートブロックの上にモルタル、その上に聚落、

その聚落を隠すように石膏ボードを貼ってその上にクロスというつくりだったのですが、

どうもこのボードとクロスというのが個人的に嫌で、

まずボードを撤去。

そして聚落を全部削ぎ落とします。


ボードと聚落壁を削ぎ落としたところで、

床の解体です。

 

床材を撤去。

根太も腐ってて使えそうにないので撤去。


なお、飲食店の厨房といってもいろいろですが、

ここの厨房はクレープ販売店なので、

土間打って、グリーストラップ入れてみたいな、

がっつり床を水洗いするようなつくりの床でなく、

あくまで軽飲食店向けのドライ厨房のつくりです。

 

もっとがっつり重飲食のお店の場合は、

ここで紹介するような床のつくりはしないと思います。

一応、ご参考まで。

 

床下に調湿剤を入れたり、根太を入れたり、

ガスや下水の配管を調整しました。

ガスの配管については危険なのでガス事業者にお願いしてます。

 

床下の調湿剤は今回は「床下さらり」という商品を使ってみました。

ここの厨房はだいたい6畳(3坪)なので、

通常だと6袋くらいの計算ですが、

割と湿りがちな環境なので1畳あたり2袋、

合計で12袋使いました。

合板貼って、この時点で排水口つけます。

排水口(排水目皿)のレベルを床に合わせるのが結構ムズかった、、。

テイクアウト側と厨房の出入口の

間仕切り壁下地をつくります。

 

軽鉄でつくる方法もありますが、

防水塗装してそのまま使うのと、

個人的に扱い易いので、木の下地にします。


天井はもともとの天井を部分的に補強、

ライティングダクトの取付、その他必要な電気配線などをして、

つや消しの白で塗装。

 

ライティングダクトはフィードインやエンドキャップとセットで使います。

ダクト同士のジョイント部分については、

ここで使ってるのはL型ですが、他にもいろんなタイプあります。

壁はもともとコンクリートブロックの上、モルタルということで、

下地自体で耐水性は確保されてるので、

申請上は何もしなくても通るのでしょうが、

見栄えが悪すぎるので、モルタルで穴埋めや下地処理をした上、

壁の床から1mくらいまでの部分は塗装しました。

床はPタイル貼りです。

下地のビスの頭、合板の継ぎ目などをパテ処理して、

割付を考慮して貼ります。

 

合板とPタイルの接着には

東リの「エコロイヤルセメント」を使いました。

間仕切り壁を防水塗装して、

出入口のドアなどをつくります。

窓はポリカーボネート中空板を使いました。

 

ポリカの中空板をガラスの代用に使うような場合、

カットした小口からホコリなどが入って汚なく見えるので、

写真のように小口にアルミテープとかを貼った方がよさそうですよ。



ドアのハンドル部分は

配管や水栓の再利用です。

焼き台の廻りは

波板を貼りました。


壁の上部は下地処理をした上で、

漆喰を塗ることにします。

 

エアコンについては今回は自分で付けましたが、

一般的には専門業者に依頼するのが普通とは思います。

自分で取り付ける方は

以下の動画が親切に解説されていて参考になると思います↓

プロが解説!絶対失敗しないDIYエアコン取り付け方法

シンク、吊り戸棚などをセットします。

配管など含む、シンクなどセットするのは大変でしたが、

それを書くと長くなりそうなのでやめときます。

 

シンク、吊り戸棚などは

ネットなどで中古で買い揃えました。

いい買い物ができましたね。

 

そんなこんなで約2ヶ月、

厨房がだいたいできました。

 

なお、壁に使ってるしっくいは

畑中産業というメーカーの「大和しっくい」を使ってます。

何事もなければ一週間後くらいには、

営業許可が下りますが、

 

外観の工事はまだですし、

宣伝したり、ホームページを整えたり、

実際に営業を始めるのはもう少し先になりそうです。

 

でも、厨房ができたので、

ひと段落。