今年の冬は寒いと聞いた。
灯油代も馬鹿にならん!ということでロケットストーブを作ることにした。
なんでも、どんな木でも燃やせるって?燃焼効率もかなりいいらしいって?
本当かいな。
幸い、我が家の周りには切りっぱなしの松やらコナラやらが沢山ある。
これは利用しない手はない。
ざっくりとしたロケットストーブの構造はこんな感じ。↓
(月刊 現代農業2011年12月号より)

さて、構造はだいたい把握できた。
コンセプトは「あまり金をかけずに、それなりに実用的な物」だ!
一斗缶が家にあったので、ヒートライザーにあたる部分は煙突と一斗缶で構成してみました。

一斗缶の下の部分にはその辺の土を入れ、
その上に砂、さらにその上にパーライトという園芸用(土壌改良などに使う土)を断熱材として入れた。
パーライトはとても軽い素材なので、ストーブの重心を安定させるために
下の方には重い土や砂を入れたのです。はい。
全部その辺の土でも断熱材としては十分かと思いますが、
すごく重くなるのでやめました。
後から知ったのですが、灰などを入れる人もいるようですね。
灰なら軽いし、いいかも。


お湯を湧かしたりして、熱を有効に使いたいと思い、
ヒートライザー部分にかぶせるような仕組みで下の写真のようなものを作りました。

これらを合体させると、、。
こんな感じに。
おお〜っ ストーブっぽくなってきた〜
見えている一斗缶は3つですが、
合体させるために釣り竿みたいに印籠継ぎにしてあり、
ヒートライザー本体に上下を切断した一斗缶を使っているので、
合計で4つの一斗缶を使用しています。
木を入れる焚き付け口には、ダクトなどの径を変えるレジューサーというものを使い、
木がスムーズに落ちて燃焼するように工夫してみた。
ちなみにストーブの足は家で使わなくなったカーテンレール。


仕事部屋に設置。
なかなか立派なストーブだ。


煙突の周りは熱くなるので、煙突からの放熱を
効率よく利用したいなと思い、
石を敷き詰めて、少しでも蓄熱しようと考えた結果がこれだ↓

落ちている枝を集めて、
火を付けてみると
ゴーっという音とともに火が引っぱられて、勢いよく燃える。
部屋も暖かくなり、鉄板の上にコップを置いておくと
お茶などが冷めなくてなかなかいい!
さて、熱燗でもつくって飲むことにしよう。
放っておくと、上手く木が落ちていかずに燃焼が止まってしまうこともあるが、
気にして、枝や薪を常に補給していれば、順調に燃焼する。
初めて作ったロケットストーブにしては、まずまず成功かな。と思う。
今年は実験的にこのストーブを使ってみて、
来年はさらに改良を加え、
居間にもっと立派なストーブを作ってみよう。。
そう決意したのだ!

kaorum (金曜日, 30 11月 2012 20:58)
これはすごい! 凄すぎる!! 感動した〜!!!
とても手作りでここまで本格的なストーブが作れるとは思いませんでした。
電気、灯油に頼らずに暖がとれるなんてなんてステキなんでしょう♪
来年、更にパワーアップしたロケットストーブの完成を楽しみにしてます☆
itaru-kikuchi (金曜日, 30 11月 2012 21:04)
来年は居間も暖かくなるよ。
お楽しみに!